2014年4月7日月曜日

ビリヤードのテクニックについて

いろいろなスポーツまたは仕事や趣味で『テクニック』というものが存在します。
それはいったいなんでしょう?

一般的にはテクニックとは技術のことであり、その者が持っている経験や知識、または体の動きなどがテクニックと称されます。

ではビリヤードにおいてテクニックとは?

ビリヤードを長年続けていると、シュート型またはテクニック型、ファイター型などいろんなタイプのプレイヤーに出会います。
ではテクニック型とは?

ポケットビリヤードにおいてテクニックとはほとんどの方が

  • ポジション能力が高い
  • クッションへのショットがうまい
  • 力加減がうまい
などを上げられるでしょう。

見えていればどんないやらしい角度の配置でもシュートしてしまうプレイヤーはシュート型で、
よく『あの人何でも入れるよね~』
などと言われます。

しかしテクニック型はプレイを観戦していても見ている側がかなりのレベルでない限り淡々と台上のボールを取り切っているように見えます。
ごくまれにスーパーショットをだし観客を魅了し、またそのアブノーマルなショットを狙った時の成功率が非常に高い感じがあります。

それではビリヤードのテクニック型はシュート力が低いのか?

答えはNOです。

上記で示しているように、淡々と台上のボールを取り切って、ごくたまに決めるスーパーショットもかなりの成功率で披露するプレイヤーがシュート力がないわけでは決してありません。

ポケットビリヤードの大原則である、
『入れたら勝ち、外せば負け』
これはどんなタイプのプレイヤーにもいえることです。

テクニック型のプレイヤーは必ずシュート力を高いレベルで持っています。
ただ持っているテクニックが常に危険を侵さない安定したものを持っているため難しい配置に自らすることなく常にシュートとポジション、力加減が楽な配置の取り方をしています。
そのためシュート力が目立たないだけでしょう。

よく中級くらいのクラスのプレイヤーがテクニックを身に着けようと躍起になったりしますが、
いくらテクニックをつける練習を積んだところでシュートができなければポケットビリヤードは勝てません。

そのため中級クラスのプレイヤーはテクニックを意識する前にまずは自分自身が、
『見えていれば何でも入れられる』
という自信がつくまではテクニックに走るべきではありません。

ただしだからといって、押し玉でぽじしょんするところを引き球が入れやすいから引き球をしたりなどめちゃくちゃなビリヤードをするのではなく、今自分の持つ最低限のテクニックのポジションと力加減でプレイをする必要があります。
自分の持つ最低限のテクニックのポジションと力加減であとは全力でシュートしましょう。

それでシュートができない場合は、まだまだテクニックを練習するのはただただストレスがたまるばかり。

とりあえず入れる。
そして最低限ポジションする。

これがテクニックをつかむ最初の一歩です。

テクニック型のプレイヤーは必ずこの道を通ってきたはずでしょう。

ここで言うテクニック型とはあくまで上級者です。
クラスでいうなればA級。
そのなかでも最低A級の真ん中あたりの方がたです。
間違ってもB級レベルの話ではありません。

B級の方はもっとシュート力を磨き入れる楽しみを存分に味わってからテクニックを考えるよう心掛けてください。
さもなければ好きなビリヤードでストレスをためて面白くなくなるだけです。


またテクニックを練習されている上級者は、テクニックが身に着くにはかなりの時間がかかります。
しかしテクニックは一度身につければ錆びることはありません。
シュート力が落ちることはあってもテクニックは落ちていくことがありません。

しばらくプレイをしなくてもシュート力がある程度戻ればテクニックもすぐに復活するものです。
長年ビリヤードをプレイするとそんな不思議な事が多々出てきます。

全然プレイをしていないのにそんなにシュートも外れない。
それはテクニックがシュートをカバーしているため。
そのカバーがなくなるくらい再度撞きこめばまた力を取り戻すことができます。

ほかのスポーツではどうでしょう?

ビリヤードはメンタルスポーツですが、技術の介入がとても多いスポーツです。

技術があるからメンタルが安定する。
シュートがあるからメンタルが安定する。

そんなこともあるかもしれません。

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