2014年7月21日月曜日

ビリヤードの入れと出しについて

『入れ』と『出し』はよくビリヤード談義で話題になることですがなぜでしょうか?

まず『入れ』とは、単純にシュート能力をさすのですがよくシュート力のあるプレイヤーは
どんな配置や角度でもシュートを決めることができるプレイヤーをさします。

ではそんなシューターですが、ポジション能力がないのか?
そんなことはありません。

そもそもポジションプレとは、ポケットビリヤードではブレイク後ランダムに散らばっている
球を全て取りきるために必要な技能です。
そのポジションプレーはある程度のセオリーというものは上達するにつれあるのですが、
プレイヤー事に同じ配置であれさまざまな取り方をします。

そもそもポケットビリヤードのどんなゲームをしても必ずシュート能力が高いプレイヤーは
有利です。
ポケットビリヤードでは、『入れれば勝ち、外せば負け』という格言があります。

どれだけ綺麗なストロークをしようと、どれだけ綺麗にポジションを取ろうと狙った球を
狙ったポケットに入れることが高いレベルでできないとまず勝ち上がることは不可脳です。

よくテクニックが高いと言われる長年プレイをしてきた年配のアマチュアプレイヤーが
若いシュート能力が高いプレイヤーに対して『入れだけだ』ということを言うことを聞きますが
はっきり言ってポケットビリヤードはどこからでも入れることができなければどんなポジションも
意味がありません。

世界のトッププレイヤーでも確かに技術派とシュート派に別れますが、技術派だからと言って
シュート能力が低いことは決してありません。

初心者や中級者がいきなり技術派を目指したところで技術派には決してなれません。

なぜかというと、シュートすることができてそこからのポジションのためシュートをする厚みに
手球を運ぶことができないレベルのプレイヤーがいくらその後のポジションを考えても意味が
ありません。
ですのでまずはどんなポジションをしても入れることを大前提に練習を始めたほうが良いでしょう。


では『出し』とは、シュート後のポジション能力ですが前述したようにあくまで入れた後の手球の
動きのためまずはシュートが大前提。
シュートミスした後の手球がネクストへ綺麗にポジションできていたとしても全く意味のないことです。

ではシュート成功は前提として、ポジションは狙った的玉の次の球だけを考えていたのでは
なかなかゲーム全体のポジションはうまくいきません。
そしてよく『3つ先の球まで考えろ』ということを上級者は言いますが、それはあくまで最低ライン
です。

確かに3つ先までを考えてのポジションをしていればおそらくナインボールくらいなら取りきる
こともある程度できるでしょう。

しかし、世界のトップレベルでは台上の全ての配置を考えポジションをしています。
おそらくその先のゲームも視野に入れているでしょう。

ポジションプレーは奥が深くなかなか一丁一石で手に入る技術ではありませんのでコツコツと
練習が必要になりますが、ポジション能力が高いプレイヤーは特に台のコンディションをいち早く
掴む能力にも長けています。

台のコンディションは刻一刻と変わりますのでそれに対応が必要ですし台の種類にも影響
してきます。

ポジション能力を高めたいプレイヤーはまずシュート能力を身につけた後、いろいろな台での
練習と実践が必要でしょう。
そのためにおすすめは試合に出ることが一番良いかと思います。

この『入れ』と『出し』にはいろいろな意見もありますが、揺るぎないのは『入れ』⇒『出し』の
順番が間違いなく上達を早める一番の近道です。

『入れれば勝ち、外せば負け』
皆さんはどのようにお考えでしょうか?

2014年7月20日日曜日

ビリヤードの上達について

ビリヤードをする上で『厚み』を覚えることは重要な上達要素となります。
ビリヤードの厚みとは、構えた目線での手玉と的玉の重なり具合から『厚み』と
呼ぶようになったかと思われますが、素人や中級者のプレイヤーがよく誤解を
していることはそれは1/2や1/3など数値的には決して表せないということです。

ビリヤードは球と球が衝突させ任意のポケットへシュートしたり、球をコントロールし
たりするスポーツですが、球体と球体が接触をするのはただ1点のみとなります。

構えた時の目線では、面と面をぶつけているような気持ちになりますが実際には
ただ1点のみの接触。その1点の接触がほんの一瞬でしかないため難しい競技と
なっています。

ではどのようにして上級者達は厚みを理解しているのでしょう?

よく上級者に厚みの取り方を聞くと、球の走るラインをパイプとしてイメージをして
そのラインに沿って撞くとか、的玉とポケットの結ぶラインへ的玉を走らせるラインが
見えるためそのラインへ的玉を走らせるなどさまざまな表現をします。
ビリヤードの教則本を見てもそのようなことが書いてあるでしょう。

しかしそれは、素人にはかなりの難しいこと。

なぜ素人には難しいのか?
それは球を撞いた時間が上級者と明らかにに違うからです。

人間の頭は繰り返し起こる現象を目で見ているとそれを必ず記憶します。

また、頭でイメージした映像は必ず筋肉にも影響を及ぼすことはスポーツ科学
の世界でも有名な話です。
何度も球の動きを見てそしてイメージをしてという膨大な時間を何年も続けてきた上級者
達はいつでも鮮明に頭の中で球の動きをイメージできます。

では時間を費やしていない初心者や中級者には決して追いつくことはできないのか?

それは違います。
前述したように頭はイメージした映像を筋肉に影響を与えます。
しかし上級者は悪いプレーも良いプレーも何度も繰り返し行ってきて現在にいたるのです。

そのためいろいろな癖が上級者にはあります。一つにフォームだけを取ってもさまさまざま
です。人間の脳は必ず経験をしたことを覚えていますので悪いプレーが多いとそれを確実
に繰り返してしまいます。

そのため初心者や中級者は良いプレーだけを記憶するようにすれば良いのですが、それが
難しい。なにせ技術を持たないからそのレベルにいるわけで、実行する能力があれば
間違いなく早く上達することは可能でしょう。

ではどのようにして良いプレーだけを脳に記憶させるのか。

まずは上級者とたくさん相撞きをすることです。
なかには上級者と撞くことを嫌う人もいます。ビリヤードは無情なスポーツで相手が攻めている
時間は何もできません。そのためレベルの差がありすぎると一方的に自分の撞く順番は
回ってきません。
上級者と撞くと自分に回ってこないため場代だけ払って面白くないという理由で上級者と撞くのを
避けるひとがいます。

しかし上級者と撞くと上級者の良いプレーを間近で見ることができそれを頭はどんどん記憶して
いきます。撞いてないのにうまくなるわけがないと思うかもしれませんが、良いイメージを
持たない者が時間をかけて練習するのと良いイメージを持つ者が同じ時間をかけて練習をする
のとでは人間の歩行とジェット機程の差があるでしょう。

ビリヤードはまずはイメージを鍛えることが先決です。現在は動画なども充実して世界のトップの
プレーも見ることはできますが、やはり生で勝負しながら得る上級者のプレーとは全然違います。

そして次にそのイメージを持って練習をしてください。
上級者のプレーにはかならず全て理由を持ってそのショットをしています。
まずは同じショットができるように練習をし、その理由を考える。

球の配置の取り方は千差万別ですので、同じレベルの人間でもいろいろなとりかたがあります。
なぜ一緒にプレーをした上級者はそのショットをしたのかを考えながら再現をする練習をしていくと
いい結果になるでしょう。

ただ闇雲にセンターショットを続けてもあまり意味はありません。
いろいろな上級者と対戦をして盗めるものは盗み、理解できないことは積極的に上級者へ
質問をして時間をかけず上級者の仲間入りをしましょう。

10年以上もビリヤードをプレイして一向に上達をしないプレイヤーを何人も見てきましたが、
そういうプレイヤーに限って上級者との対戦を拒みます。
しかしうまうならな事への不満があり愚痴をこぼしてしまいます。

気持ちはわからなくもないですが、早く上達するためには上級者との対戦は不可欠です。
上級者に相手して貰うときは、相手が年上だろうと年下だろうと自分より明らかにビリヤード
はレベルが上なはずですから上級者に失礼のないようにかつ闘士をむき出しで挑んでください。

そのような相手を上級者は常に待ち望んでいることでしょう。

2014年7月18日金曜日

ビリヤードプレイヤーの目指すところ

ビリヤードとは必ずミスが発生します。
ミスありきでポジションプレーやメンタルコントロールを常にプレイヤー
は考えていることでしょう。

なぜミスが発生するのか?
球を撞く動作(身体的な動き)は、はっきりといてそんなに複雑な動きではありません。

プレイヤーにより違いもはありますが、球を撞く行為は利き腕の肘や肩が支点と
なり出来うる限りキューをまっすぐビリヤードの台に水平になるような動きをさせます。
いくら運動音痴でも、手球を前にある程度の強さで突けるようになるのにそんなに
時間もかからないでしょう。

ではなぜその様にすぐに身につく基本動作なのにミスが必ず発生をするのか?

それは撞いた球と止まっている球をぶつけるということに一番の原因があります。

ポケットビリヤードでは、撞いた球と止まっている球を衝突させ止まっている球を
任意の穴に入れる競技です。

ポケットは通常使用されている球の約2倍の広さがあります。
『そんなに広いなら簡単!』
と思うかもしれませんが、それがなかなかに難しい。

なぜかというと球と球をぶつけるということは球と球はある1点でしか接点がありません。
その接触する1点のみで任意の正確な方向に球を運ぶ必要があるためです。

そしてそんな1点という制約があるにも関わらず、球と球が一瞬接触した瞬間には
摩擦の発生が必ずあります。
その摩擦も一定ではありません。

その日の湿度や球の表面の汚れ方、台のラシャの汚れ方によりさまざまです。
正確にぶつけたとしても任意の方向に進んでくれるとは限りません。

しかもゲームをするためには手球のコントロールもする必要があります。

そんな難しいビリヤードですが、実際の体の動きはいたってシンプル。
シンプルな動きであればあるほど人間の体は誤差を生じさせます。
人間は常に正確な同じ動きはできませんから。

そしてそこに緊張感が加わり、更に正確な動きが難しくなる。
ビリヤードはそれだけ難しい競技なのです。
それが素人がなかなか受け入れられない理由の大きな原因でしょう。

難しいビリヤードですが、何年もプレイしている上級者は基本的にトラブルがなければ
正確にポケットに入れることができます。
それが当たり前になってくるのですが、ほとんどのプレイヤーは当たり前が難しいことに
なかなか気付くことができません。

そのため、自分の思ったようなプレイができなと不機嫌になりキューを叩きつけたり
長駆を投げたり、一緒にプレイしている相手に危害を加えたりします。

ホントの上級者はそんなことをしても自分が崩れていくことがわかっているため常に自分
の”頭”を冷静に保つようにします。

”頭”が冷静でなければポジションの組立やショットの正しいジャッジがくだせないためです。

世界のプレイヤーから『神』と讃えられる方も、常に冷静に自分をコントロールして
ゲームに望んでいます。プロや上級者はそんなところにビリヤードの面白みを感じている
のでしょう。

しかし、初心者や中級者からすればそんな上級者の戦う土俵が見えていない場合があります。
上級者やプロでもレベルの差はさまざまですが、そのレベルの差というものを初心者や
中級者には感じることもできません。はっきり何が違うのかさえわからない。
そんな感じです。

しかし、上級者の戦いはかなりの心理面での戦いがありそれが実際のプレイの質、球の動きに
はっきりとでてきます。
そんな世界に一度足を踏み入れるとおそらく誰も抜け出せなくなること間違いありません。

おそらくビリヤードを世界はその世界での戦いに足を踏み入れてからのスタートだと思います。

それまではいろいろなことを練習や対戦で吸収していくことが大事です。
まだ見ぬ知らない上級者の世界を楽しみに待って、初心者や中級者は上級者ならどのような
雰囲気でビリヤードをするのかをイメージしながらスキルの上達に励むといいでしょう。

ビリヤードは意外と雰囲気もかなり大事です。

そしてビリヤードは実際のプレイで上手になることよりも、プレイヤー同士でのビリヤード話
からいろいろなヒントを得て上手になることが多いにあります。


だからといって練習が必要ないとはいいませんが。。。

2014年7月17日木曜日

性格なのでしょうか・・・?

プレイヤーの方はご存知でしょうが、ビリヤードで特に一番消費をする
のはタップでしょう。

素人の方のために、タップとはキューの先端についている実際に球をを撞く
場所です。
そのタップ以外の場所で球を撞くとビリヤードはファールです。

お店に常時設置されているハウスキューは店員さんが定期的にメンテナンスを
されていますが、マニアックなプレイヤーの方達は自分でメンテナンスをしたり
専属の職人に頼んだり、またはいきつけのお店の店員さんに料金を払って
メンテナンスをされています。

タップの寿命はプレイヤーによって様々ですが、ほぼ毎日プレイをされる方は
3ヶ月も持てばいいほうでしょう。プレイ時間にも左右されますが、人によれば
数週間または数日で交換をされる方のいらっしゃいます。


そもそもタップはビリヤードで唯一球に触れる場所ですので、その撞き心地で
好き嫌いが多くの意見があります。

単純に、『硬い』『柔らかい』という硬度だけではなくいろいろな素材で制作されていますので
素材の皮が積層構造になっていたり、一枚皮で制作されていたりとさまざまです。
皮も水牛の皮をつかっていたり、ファイバー繊維などメーカーによりさまざま。
その種類の数も数百?千以上?とどのくらい存在するのかわかりません。


プレイヤーによっては、いろんな種類のタップを付替えてその撞き心地を楽しんだり
こだわりの球の動きのために自分に最適なタップを探している方もいれば、ずっと同じ
タップを使用されている方もいます。

そんな自分は同じ種類のタップをずっと使っています。
それはなぜかというと、変に頑固なのですが自分ごときのレベルで撞き心地はともかく
タップによる球の動きの違いなどはっきりわかりません。

これでも、10年以上もプレイを続けてきていますがそもそもタップの違いで
球の動きが違うのか撞き方が違ってたまたま球の動きの違うのかがはっきりしません。
はっきりしない以上『タップで動きが違う』とは言えません。

よく長年プレイされている方でうんちくを語る方もいますが(語ることを否定するつもりも
ありませんが・・・)いつも自分はその方達の話を聞いて『なんでそんなはっきり言えるん
だろう?』と思うこともあります。

タップに限ったことでもないんですが、キューの性能違いによる球の動きなどもなぜか
はっきり言えない自分ですが、その語る方達の言っていることも理解できますがなんか
気持ち悪い。なぜ『このタップ(キュー)はこうだ!』ではなく自分はそう感じるとは言わない
のでしょう?日本人だから?

まぁ個人競技のスポーツのため我が強い人は多いのでしょうがないですが、ビリヤード感
というかこれが自分のこだわりというかのところなんですが、ビリヤードとは物理が全て
です。

自分は、感覚より物理的な動きを優先してショットの選択をしています。
それは人間の感覚より必ず物理が正しいという経験則なのですが、ビリヤードは常に
緊張と戦っている程のメンタルスポーツと言われます。

そのため、極度の緊張の時の人間の感覚はあてになりません。
それだけ緊張を感じるこのスポーツで、体の感覚を頼っていたのではなかなか上達も
厳しいと思います。

例え極度の緊張を感じていたとしてもこのスポーツは頭は冷静にジャッジをする必要が
あります。
その冷静なジャッジはやはり物理をもとにしたジャッジではないでしょうか?

タップ一つでここまで考えると人からめんどくさがられるためほとんど口にすることも
ないんですが、そんなところが日々のプレイヤー同士の会話でとても気になる性格なのです。

ただの鬱っぽい人間のような気もしますが・・・

2014年7月16日水曜日

何かひとつを続けるということ

毎日、特に首都圏等にお住まいの方は満員電車に格闘しながら通勤し会社ではギリギリのノルマを課せられ日々体力を消耗しながら同じルーチンを繰り返していることでしょう。 

そんな中、仕事の疲れも忘れ足早にビリヤード場に通い魂を燃えさせ日々楽しく過ごしている方たちがいます。 ストイックに物理と戦い、端から見れば只の球の動きに何をそんなに夢中になるのかわからない現象がそこにはあります。 それはもう実証不可能な研究をしている科学者のように。時間が許す限り・・・。

  そこまでのビリヤードの楽しさを知った人達はほぼ毎日のようにビリヤード場に通い、対戦をし、時にはひとりで練習をし、長い年月ビリヤードをプレイします。 10年20年と続ける方も珍しくありません。

 ここ最近は、以前のビリヤードブームの頃にどっぷりはまっていた中高年の方達が再度魅惑の世界にカムバックされてくる方も少なくありません。

 ほとんどプレイをしたことがない人は、なかなか先球にもまともに当たらず、手球さえも思ったところに撞くこともできないゲームにすぐに飽きるでしょう。 ビリヤードの楽しさが理解できるようになるまでには、一人での練習とかなりの時間のプレイ時間が必要です。

 中にはたった1球撞いただけでビリヤードに魅了された人もいるかもしれませんが、ほとんどはそうではないでしょう。 自分がうまくプレイできないことにカチンときてのめり込む人、友達にコテンパンにやっつけられ悔しくてひとりでこっそり練習をしてきた人、 実家がもともとビリヤード場を営んでいた人などいろいろなタイプのプレイヤーがいます。

 そんな多種多様なプレイヤーの中で、なかにはプロになり第一線で活躍をする方やビリヤード場を経営する方、 または仕事と寝る時間以外は全てビリヤードに当てる方もいます。

 意外と多いビリヤード人口ですが、職場やプライベートで『ビリヤードを長年やっています』と公言している人は少ないです。
それはなぜかというと、前述したようにビリヤードの楽しみが理解できるまでになるのが時間がかかるため、または長年プレイしてきた プレイヤーからしたら素人と一緒にプレイをするくらいなら行きつけのビリヤード場で常連と合い撞きをしたほうが楽しいからです。

 どんな世界でもひとつのことを長く続けるととてもマニアックな世界になっていきます。
 常人には理解ができない世界。
 特殊な世界。
 その世界の住人でない人からは『へ~』で終わる世界。
そんな世界になっていきます。

 しかし、ほんの1年や2、3年続けただけではわからないあらゆる楽しみや続けていくことの難しさなどがわかってきます。
それが意外といろいろなことに当てはまって考えられるようになってきます。 

物事の失敗の原因をつきつめ修正し常に良い方向に持っていく努力をするということが当たり前のように身に付きます。
 また、遊人が多くいるように見えるビリヤードプレイヤーですが(実際そうかも。。。)それだけ長く同じことを続けるだけのバイタリティーは 確実に持っています。
ビリヤードはミスが必ず存在するスポーツのためかなりのうたれ強さを秘めている人間でしょう。


仕事でも続けていくことはすごく大変です。
人生いろいろなことが起こります。
結婚や出産、家族の不幸や自分の体もいつまでも健康であるとも限りません。
いろいろなことが起こる人生で仕事以外で長く楽しく、しかも好きだから苦しみも感じられるビリヤードに出会った人達はとても幸福でしょう。


特別、『是非ビリヤードをやりましょう』とは言いませんが実際ビリヤードを長く続けてきた人達と話すときも、
『ビリヤード以上に楽しいことが人生で見つけることができるのであればビリヤードをやめてもいい』
という話をよく聞きます。

おそらくビリヤード以上に長く楽しく燃えられることがあるのであればそんな方達は自分の人生を楽しく過ごせるのを知っているのでしょう。

みなさんも人生を彩らせるそんな『何か』を見つけてみませんか?

2014年4月15日火曜日

ビリヤード場での人付き合いで大事な事

ビリヤードという競技はある意味中毒性のある競技です。
長く続けている方々はご存知かと思いますが、ビリヤードは少ない時間でも定期的にコツコツ練習をしていかないと上達はしていきません。

そのため長く続けるプレイヤーはほぼ毎日といっていいほどビリヤード場に足を運びます。
そんな中多くの方々が訪れるビリヤード場で個人競技にも関わらずやはりひととのつながりがあります。
そのつながりで大事な事を自分なりにまとめてみました。



ビリヤード場での知り合いは最も大事な友達となる


友とは一体どんな相手を皆さんさしますか?
  • なんでも話ができ心から信頼できる
  • バカやって一番一緒にいて楽しい
  • 楽しい時も苦しい時も一緒に分かち合うことができる
こんなところでしょうか。

本当に親しい友というのはひとにぎりしか存在しませんが、よく一緒にいる友達というものはまず間違いなくビリヤード場の常連になるでしょう。
毎日ビリヤードを7プレイするコアなプレイヤーはそれだけ常連さんとの関係も親密になります。

そしてビリヤードという競技を通して上記のようなビリヤードの悩みを話し合ったり、ビリヤードで一緒にバカをやったり、試合に勝ったり負けたりも一緒に分かち合うことができます。

通常の日常生活をしていてそんな人間関係はまずありえません。
仕事の同僚や学校の友達でもそんな関係築くことは容易ではありません。
仕事や学校も毎日顔は合わすことはありますが、あくまで仕事だからあくまで同じ学校またはクラスだからというだけでプライベートまでそこまで頻繁には時間の共有をすることは少ないはずです。

しかしビリヤードはお互い好きでビリヤード場に通い、仕事や学校以外のプライベートですし強制力もなく本人の100%意思で通っています。
そんなビリヤードで知り合った者通しは間違いなくもっとも親しい友と呼べるでしょう。

そんな大好きなビリヤードで繋がった人間は大事にしたいものです。

個人競技であって個人競技でない


ビリヤードは相手が撞いている間は手出しができません。そのためダブルスやトリオ戦以外は基本個人競技です。
しかし、多くのビリヤード場に存在する常連さんで誰とも相撞きをせず黙々と一人練習に励んでいる方がいます。そんな方達でも大衆ビリヤード場ではなくいわゆる球屋に通っていれば必ず他の常連さんや店員に声をかけられ相撞きを誘われます。

しかしなぜかいつも一人になってしまう。
そんな方たちは相撞きからの人間関係に支障をきたしています。

いつも一人撞きのかたは以下のようなことが原因でいつも一人でついているはずです。
  • 何度か相撞きの声をかけられたが毎回断っている
  • 誘われて相撞きはしたが一緒にプレイをしていて気持ちよくない
  • プレイ以外の行動がおかしい
毎回断られれば誰も声をかけなくなり結果一人になります。
相撞きをしたが態度が極端に悪い。思いがけないアンラッキーなどで怒ったり、あからさまにやる気がなさそうな感じでプレイをする。
ビリヤードをプレイしていない待ち時間などでも会話を持たず、来店するときも帰るときも挨拶もせずこそっと帰る。

上記で上げたようなことは何もビリヤードに限らず一般社会でも孤立しがちです。

ビリヤードは個人競技ですがやはりそこには人間関係も少なからず存在します。
特に上手なプレイヤーの周りは常に賑やかです。常に周りに人がいて常に相撞きをしているひとはやはり技術的にもメンタル的にも高い能力を持っています。

一人練習も大事ですがビリヤードは勝負事です。
一人練習でうまくいったプレイでも結局対戦時にショットが成功しない限りただの自己満足。
「自己満足がしたいんだ」
っという方には何もいうことはありませんが、よく一人になる方は上級者にどうやったら上手くなるのかを聞いて来ます。

それは相撞きをすることです。
頑張ってコミュニケーションをとることが上達の第一歩です。

飲み二ケーションの落とし穴

ビリヤードをする方たちによくお酒を飲む方も多いです。
同じ人生の楽しみを持っている常連通し仲良くお酒を飲んだりすることはとても楽しいでしょう。

しかし中にはビリヤードはそこそこにお酒ばっかり飲んでいる方もいらっしゃいます。
もちろんひとりで飲んでいる分には問題はないですが、お酒の好きな方はいつも一緒に飲んでくれる方を探しています。
もちろん交流を深めるためにたまに常連同士で飲みに行くのは問題はないですが、それが頻繁になってくるとビリヤード場としては死活問題。

お客さんを外に連れて行かれるのですから売上は上がりません。
ビリヤード場は個人経営が多いためお店=店主=個人
結局店主との人間関係にここで亀裂が生じます。

店主も人間です。自分のお店のお客さんを何度も外に連れ出されてはいい顔はできません。
しかし店主ははっきり言えないのも事実。むしろ常連同士仲が良いのはお店を存続させていくことにはとてもいいことです。

しかし、それが原因で売上が全く上がらないと行動せざるえません。

そうすると店主とそのお酒好きの人の人間関係がおかしくなり、そのお酒好きとつるむ常連も少し関係がおかしくなってきます。
そんなかたちで常連さんをなくす店も少なくはないでしょう。

いくらお酒が好きでもあくまでほどほどに。お店にも迷惑かけずかつ常連との親睦も深められるような適度な飲み二ケーションが大事になっていきます。






2014年4月10日木曜日

ビリヤードから教わること

ビリヤードを長く続けていると、ただプレイを楽しむだけでなくいろいろな事をビリヤードから学ぶことになります。

ほとんどのスポーツでも同じことは言えるかと思いますが、長く同じスポーツを続ける方たちは以下のような目的があるかと思います。


  • 技術の探究
  • 自己記録の更新
  • 自己の体力の向上
など

そのような各自自分の中での目的があり何年も何十年もスポーツを続けられる方々は多いかと思います。

私もビリヤードだけでなく学生時代はバスケットボールやまたは大人になりマラソンを走ったりしてきた経験があります。

そんななかでビリヤードが人生の大半を占めるスポーツ趣味になりましたが、そのビリヤードからいろいろなことを学ぶことができました。
今回はそんな『学び』をご紹介したいと思います。


■上級者になればなるほど人としてしっかりする必要がある


技術がないうちはいろいろわからないことが多いです。
どのように撞けば正しく自分のイメージ通りに球が転がってくれるのか、どこを撞けばいいのか、配置のとりかた、など多くの事が初心者や中級者のうちはわかりません。

しかしアマチュアでも上級者になればどうすればいいのかはほぼ大体の事がわかり、できないことのほうが少なくなってきます。
すると初心者や中級者のプレイヤーからいろいろな疑問をぶつけられたり、一緒にプレイをせがまれたり自分のプレイを頻繁に観察されたりという体験をします。

そんな時しっかり答えを導いてあげたりしっかりしたプレイを見せて上げたりすることは非常に難しものです。
よくA級上がりたてのプレイヤーがB級まっただ中のプレイヤーに勝てないことがあります。
それは「A級っぽい球を撞かないといけない」と思ったり「勝って当たり前」と思ったりなどのメンタル的な要素もありますが一番の問題は上級者としての心の準備が出来ていないがためだと思います。

心の準備とはどんなことがあろうと動じない気持ちです。
動じないとは自身があるからできることです。そのためには人としてしっかりする必要がでてきます。

たとえば、技術的な質問をされても技術的な事には答えることができてもその質問をしてくる自分よりスキルの低い人間がとても丁寧にかつ奥ゆかしい態度で質問をされてきたとき、失礼な態度で適当な事を答えたり無視をしたりするとはたから見るとどっちが上級者かわかりません。

『周りの目は気にしない』と言われればそれまでですが、上級者は必ず人に見られる立場です。
周りの人間に自分がどのように見られているかを意識できない人間が技術の探究などできようもありません。
自分がどんな技術を持っているのか?またはどのような事ができるのか?をしっかり把握できていなければ的確な練習などできるわけもありません。

そのため相手がどんなたいどであれ技術的な質問や一所にプレイをしているときに相手に失礼な態度を取っている間はまだまだ上級者とは言えないでしょう。

しかし上級者も人間です。
どうしてもそりの合わない人はいます。そんな時いちいち態度に出ているようではさらなる自分の向上は望めません。
最低限相手に失礼のないような態度で接してその場をやり過ごすことが大事です。


■考えてばかりいないでまずやってみる


何事もいろいろ考えて行動ができないことはあまりいいことではありません。

考えることは悪いことではありません。深く一つの事を探究しより深くそのことを理解するということはすごくいいことです。

しかし、あまり考えすぎて行動に移せないとその考え自体が意味がありません。
ビリヤードはあくまでスポーツです。
動いてなんぼ。

頭でプレイするわけではなく実際撞いた球で勝負をするのです。
そのためには頭でイメージしたことや考えを体がしっかり実行してもらはないと結果にはつながりません。
結果を出すために考えているのですから。

普段の生活でも心配や予想ばかりして実際に行動していない人よりも、とりあえずやってみる人のほうが早く結果をつかんでいます。
そもそも考えている人はその結果をつかんだ人のようになりたく考えていることでしょう。

行動をして失敗をする。そして反省をふまえ検証をする。
いくら考えを万全にしてもこの世の中自分の思ったように周りは動いてくれません。
そのためとりあえず動いてから考えるが一番簡単で結果をだす近道でしょう。

ビリヤードで言えば上手になるためにいろいろ上級者に質問をしたり、本を読んだり、観察したり、という前にまずは十分にやってみてそれでどうしてもうまくいかない時に考え質問し本を読み観察して自分の行動と実際インプットした情報のずれを修正をするといった作業が必要です。

ビリヤードは完璧が存在しないスポーツです。
そのため常に修正の連続です。
ポジションミス、力加減のミス、ショット選択のミスなどあらゆるところで出てきます。

スキルが上がればそのステージでしか見えない世界もいっぱいあります。
以前これはOKと思っていたことがスキルが上がったことによりやはりだめだとなることもすくなくありません。
そのたびに考え混んでいてはいっこうにまえに進めずにいます。

ダメなことに気づいたらまず修正と検証(行動=練習)。


■態度と発言は意外と自分の心理に影響する


個人スポーツとはいえビリヤードも対戦相手がいてビリヤード場にはたくさんのいろいろな人間がいます。
そんな中でコミュニケーションもバカにならないほど大事なことです。

特にビリヤードは紳士のスポーツと言われるだけあり、嫌な態度をするプレイヤーと撞きたい人はあまりいません。

相手の撞き番の時にどっかに行ったり、携帯ばかりを見ていたり、電話をしたり、ご飯を食べたり、ゲームをしたり、そんな人と対戦をしていても楽しくはありません。
特にレベルに差があったり長年同じビリヤード場の常連同士だとよくある光景です。

そういうビリヤードに集中していない人の球撞きはそれなりの球撞きしかしていません。
いくら自分の手番の時に真面目にプレイをしている態度をしても相手の撞き番の段階で気持ちが台から離れてしまえば所詮恰好だけのかっこ悪いプレイヤーになってしまいます。

ビリヤードは非情に細かい技術を要する繊細なスポーツです。
その繊細なスポーツで一時でも心が離れることがあればなかなか集中した状態には戻ることはむずかしいです。うまくいきません。

よくそんな状態の自分が客観的に見えておらず、そんな状態を技術のせいにするプレイヤーもいますがそれは全く見当違いです。

そもそもその人の技術というのは集中をして100%の力を発揮しているときの状態をいうものですから集中力を欠いている状態でのプレイで考えても仕方がありません。
技術の勉強と練習をする前にまずは目の前に集中することです。

また多くの人がいるビリヤード場でよく人を卑下したり態度が横柄だったりするかたもいますがそんな人達の心理は落ち着いて物事を対処している人からすれば手に取るように見えるでしょう。

人は人を攻撃するときには自分に攻撃されるのが怖いから先に攻撃をしようとします。
心を傷付けられるのがいやだから周りに自分を等身大以上に見せようと態度にでてしまいます。
かっこ悪いです。みじめ。

ビリヤードをやっている人によくいるのですが昔はよく悪さしたとか武勇伝を語る人もいますがかっこ悪いです。まったくすごみも感じません。
武勇伝でビリヤードをするわけでもありませんし。

口からでた言葉は以外にもその人の心理を大きく動かします。
本人は「言ってやった」「俺ってすごいっておもわれてる」とか思っているかはわかりませんが、態度には明らかにでてきます。

歩幅が大きくなっていたり、目が落ち着かなかったり。
座っているときも肘を上げたりとさまざまな現象が体に現れます。
おそらく本人は無意識でしょう。しかしそんな無意識な行動は必ずビリヤードに影響をしミスの原因になっていきます。

本当に自身のある人間はすごく謙虚です。しかしやることは大胆かつ繊細。
そんな方は実際の体の大きさよりも大きく見えてきます。オーラというのでしょうか。
そういう時ビリヤードはミスも少なく理にかなったプレイをしています。
そしてすごく目が離せません。大胆で繊細な球撞きをするためいつ何をするかわからず見入ってしまいます。

おそらく本人もそんな状態は気持ちのいい状態なはずです。
ミスをしてもあまり引きずらずほがらかです。



っと上げればまだまだありますがビリヤードから学べることはすごく多く、ビリヤードに関係のないことまで影響を及ぼします。
世界が変わって見えてきます。
そんなビリヤードで学んだことはいろいろ役に立ちストレスもたまりずらくなります。

みなさんも一度プレイの良し悪だけでなくそんな目線でビリヤードをプレイしてみるときっと素敵な日常が待っているかもしれません。






2014年4月7日月曜日

ビリヤードのテクニックについて

いろいろなスポーツまたは仕事や趣味で『テクニック』というものが存在します。
それはいったいなんでしょう?

一般的にはテクニックとは技術のことであり、その者が持っている経験や知識、または体の動きなどがテクニックと称されます。

ではビリヤードにおいてテクニックとは?

ビリヤードを長年続けていると、シュート型またはテクニック型、ファイター型などいろんなタイプのプレイヤーに出会います。
ではテクニック型とは?

ポケットビリヤードにおいてテクニックとはほとんどの方が

  • ポジション能力が高い
  • クッションへのショットがうまい
  • 力加減がうまい
などを上げられるでしょう。

見えていればどんないやらしい角度の配置でもシュートしてしまうプレイヤーはシュート型で、
よく『あの人何でも入れるよね~』
などと言われます。

しかしテクニック型はプレイを観戦していても見ている側がかなりのレベルでない限り淡々と台上のボールを取り切っているように見えます。
ごくまれにスーパーショットをだし観客を魅了し、またそのアブノーマルなショットを狙った時の成功率が非常に高い感じがあります。

それではビリヤードのテクニック型はシュート力が低いのか?

答えはNOです。

上記で示しているように、淡々と台上のボールを取り切って、ごくたまに決めるスーパーショットもかなりの成功率で披露するプレイヤーがシュート力がないわけでは決してありません。

ポケットビリヤードの大原則である、
『入れたら勝ち、外せば負け』
これはどんなタイプのプレイヤーにもいえることです。

テクニック型のプレイヤーは必ずシュート力を高いレベルで持っています。
ただ持っているテクニックが常に危険を侵さない安定したものを持っているため難しい配置に自らすることなく常にシュートとポジション、力加減が楽な配置の取り方をしています。
そのためシュート力が目立たないだけでしょう。

よく中級くらいのクラスのプレイヤーがテクニックを身に着けようと躍起になったりしますが、
いくらテクニックをつける練習を積んだところでシュートができなければポケットビリヤードは勝てません。

そのため中級クラスのプレイヤーはテクニックを意識する前にまずは自分自身が、
『見えていれば何でも入れられる』
という自信がつくまではテクニックに走るべきではありません。

ただしだからといって、押し玉でぽじしょんするところを引き球が入れやすいから引き球をしたりなどめちゃくちゃなビリヤードをするのではなく、今自分の持つ最低限のテクニックのポジションと力加減でプレイをする必要があります。
自分の持つ最低限のテクニックのポジションと力加減であとは全力でシュートしましょう。

それでシュートができない場合は、まだまだテクニックを練習するのはただただストレスがたまるばかり。

とりあえず入れる。
そして最低限ポジションする。

これがテクニックをつかむ最初の一歩です。

テクニック型のプレイヤーは必ずこの道を通ってきたはずでしょう。

ここで言うテクニック型とはあくまで上級者です。
クラスでいうなればA級。
そのなかでも最低A級の真ん中あたりの方がたです。
間違ってもB級レベルの話ではありません。

B級の方はもっとシュート力を磨き入れる楽しみを存分に味わってからテクニックを考えるよう心掛けてください。
さもなければ好きなビリヤードでストレスをためて面白くなくなるだけです。


またテクニックを練習されている上級者は、テクニックが身に着くにはかなりの時間がかかります。
しかしテクニックは一度身につければ錆びることはありません。
シュート力が落ちることはあってもテクニックは落ちていくことがありません。

しばらくプレイをしなくてもシュート力がある程度戻ればテクニックもすぐに復活するものです。
長年ビリヤードをプレイするとそんな不思議な事が多々出てきます。

全然プレイをしていないのにそんなにシュートも外れない。
それはテクニックがシュートをカバーしているため。
そのカバーがなくなるくらい再度撞きこめばまた力を取り戻すことができます。

ほかのスポーツではどうでしょう?

ビリヤードはメンタルスポーツですが、技術の介入がとても多いスポーツです。

技術があるからメンタルが安定する。
シュートがあるからメンタルが安定する。

そんなこともあるかもしれません。

2014年1月21日火曜日

イメージがもたらす力

ビリヤードというのは不思議なスポーツです。

ビリヤードというスポーツは、体の稼働部分は基本キューを持っている利き腕の肘の部分。
その肘を支点にして基本キューを振るのですが、たったそれだけの動きしかしていないにも関わらず結果が大きく違うことがあります。

しかし実はというと傍から見ていると肘を支点にキューを降っているようにしか見えませんが、実際にはその振り方やキューと体が触れている手がすごく重要になってきます。

よくビリヤードの本や雑誌のビギナー向け記事には
『肘を支点にまっすぐ引いてまっすぐ出す。』
と書いてあるでしょう。

間違ってはいませんが人間が最初からほぼまっすぐのキューを
『まっすぐ引いてまっすぐ出す』
という行為自体が不可脳なのです。

腕というのは肘だけではなく関節がいくつも付いています。
手首、肩、指の関節と大きく見ても何箇所も。

その関節にボルトが入っていて稼働する部分が決まっているのであれば
『まっすぐ引いてまっすぐ出す』
という行為は可能かもしれませんが人間の関節はある程度の遊びがあり
完璧な一定の動きができません。

そしてビリヤードは
『まっすぐ引いてまっすぐ出す』
という行為だけでなく、キューという木の棒のしなりを利用して手球をコントロールしていく競技です。
それも緻密に。

そのキューのしなりはタップと手玉のインパクトの瞬間にキューの動きが加速をして
いなければ発生しません。
インパクトはコンマ何秒というひとの目で見えない程度の瞬間です。

ではどのようにして上級者の方々は手球を正確に厚みにあてコントロールをしているのか?

それはイメージのなせる技です。

上級者のプレイの動きを細かく見ていると、必ずプレイにある一定のリズムがあります。

そのリズムは意図して作っているところもありますが実際にはほとんどが無意識。
みんなメトロノームを使ってリズムをとっているわけでも誰かが指揮者として
リズムをとっているわけでもありません。

上級者のリズムは構える前に全てのショットと台上の球の動きを全てイメージをして
そのイメージに沿ってプレイをしているからこそリズムが出てきます。

では初心者でもその構える前にイメージさえすればリズムが出るのか?または球が正確に厚みに撞けて正確にコントロールができるのか?というとそうではありません。
なぜかというと初心者と上級者のイメージには絶対的な違いがあります。

それは経験から来る細部にわたるイメージ力です。

上級者のイメージは球の動きや回転だけでなく、目に見えない手や筋肉やコンディションまたは手に残る感覚まで細かくイメージをしています。
それを一瞬で。

細かくイメージをしているからこそ、そのイメージの通りのプレイをすると成功率が高いのです。
それがビリヤードのレベルの違い。

もちろんある程度お決まりのフォームや形は大事ですし、キューを
『まっすぐ引いてまっすぐ出す』
ということは大事ですが毎回どんな体勢でもどんな撞点でもできるならいいですがそれは人間には不可脳。

それをイメージでできるだけ完璧に近い状態まで近づけるためにそのイメージを細かくする練習と知識の積み重ねそしてそれを実行する体の練習が必要になります。

ですので皆さんも体がおかしいのではなくイメージがおかしいとまずは疑ってみてはいかがでしょうか?

2014年1月16日木曜日

毎日のテンションについて

どんなことでも毎日続けていく事は大変かと
思います。他人が遊んでいる時に黙々とこなしていく
ということは、集中しているときはいいですが
集中出来てないときは結構きつものです。

ビリヤードも同じで集中していると何時間も
練習や対戦をすることができますが、集中していない時は
全然ただの時間の浪費のような感じがします。

なぜ人間はこのようなことが起こるのでしょう?

医学的な根拠まではわかりませんが、
やはり目標が大事なのではないかと思います。

勉強や仕事も淡々とこなすことはかなりきつものです。
しかもこなすことが目的になっているともう最悪。
まず身になりませんし、建設的ではありません。

そこで目標を何かしら皆さん持つのですが、
心からその目標達成を目指すことができなければ
なかなか長続きもしないでしょう。

では目標を作ってそれを達成されるまで
頑張って続けるためにはどうしたら良いか?

1、小さな目標を作る。
2、小さな目標の積み重ねた目標(中期的目標)を作る。
3、上記の全ての目標が達成された自分の理想像を描く(長期的目標)

大きく分けるとこのような感じが良いと思いますが
もう少し詳しく見ていきましょう。


1、小さな目標を作る
では、『小さな目標』とは?
すごく細かくても良いと思います。
ここまでやったら終わり、もしくは次の練習をするなど。

できるだけ細かく目標は立てたほうが良いです。
果もなく練習などを続けることはきついので、
納得できてもできなくても『ここまで』と区切る感じです。

なぜ区切るかというと
どんなことも1日でマスターなんてできません。
1日にたくさんの同じ練習をしたから体ができるようになる
のかというとそんなことはありません。
毎日少しづつ体とイメージに刷り込ませていくように練習をすると
苦もなく続けることができるでしょう。
人間反復が大事です。


2、小さな目標の積み重ねた目標(中期的目標)を作る。
ただ反復をしていてもきついためその日々の反復練習を
身につけた後どうなっていたいのかを詳しく目標をつくってください。

ここで大事なことがニュアンスです。

イメージでこんな感じでは弱いです。
絶対にはっきりと言語化しましょう。

人間のイメージというのは結構あやふやです。
ましてや自分で自分のために決めた目標なら尚更。
誰も指摘しないので強制力がない。

会社へ行くと働くのに家では働かない。
それは会社は仕事をしないとお金がもらえないから。
家にいるといつでもできる思ってなかなか行動しない。
会社などは時間を決めて時間を売って仕事をするため
強制力があります。
家でもし仕事をするなら時間も量も決めるのは自分。

はっきり言語化して紙にしっかり残しておきましょう。
そして達成後の褒美も書いておきます。
また不達成後のペナルティーも書いておく。

ほとんどの方が褒美は決めるがペナルティーな決めない。

このペナルティーが大事です。

人間何かを得ようと頑張る時目標があってその達成後
褒美があると頑張れるという方も多いですが、
本当は逆です。

そもそも現在自分がもち得ていないことであるから目標にしている。
最初から持っていないため目標達成できなければ今と何ら変わりません。
今もほとんどの方が生きていて得に日本人は食べることに困ることはありません。

明日その目標を達成しないと死ぬ。
そうわかれば誰でも死ぬ気で頑張るでしょう。
それが強制力。ペナルティーの大事なところ。



3、上記の全ての目標が達成された自分の理想像を描く(長期的目標)
これはもう最終形態です。はっきりとイメージを描き、言語化してください。
そしてそれはとても大きな目標にしてください。小さいとダメ。

あくまで最終形態です。実現できるのかできないのかはわかりません。
達成感は小、中期的目標で得られるためここはとても大きな目標と
してください。

はっきり言って理想。夢のような自分を描く。
オリンピックの選手の中には試合が始まる前に1位のお立ち台に立ち
金メダルをもらっている自分をイメージされる方がいるようです。
中にはその金メダルをもらった後の自分の人生の変わり具合を
具体的にイメージするかたもいるみたいです。

この長期目標ができたら自分は完成。神。
そのくらいの目標にしてください。


ビリヤードは他のスポーツなどよりもより毎日の練習や
イメージが大事になります。
そのため毎日のテンションというのは非常に大事。

一定期間だけ頑張ってもダメ。
ずっと継続して頑張る必要があります。
その継続を続けるためにはやはりテンションが大事。
テンションを維持するためには目標が大事。
みなさんも是非試してみてください。

2014年1月15日水曜日

ビリヤード場での出来事

ビリヤードで知り合ったとあるお世話になっている
方がなんと子供が出来ました。

おめでたいですね~。

ビリヤード場というのはお店にもよりますが、
私の通うお店の常連さんは大人な方達が多く
また女性は少ないビリヤード場です。

そのためあまりビリヤード以外の付き合いもなく
お店の中だけくらいしか話すこともありませんが、
そんな中で唯一飲みに行ったり家で鍋をやったりと
ビリヤード以外でとてもよくしてもらったりしている方に
子供ができるということはなんとも嬉しい限りです。

私は未婚のため子供もいませんので
その方とは今後も深いお付き合いをしていくと思います。
その方のお子さんは親戚の子供のような感じがしています。

少し生まれてくるのが予定日より早かったようですが
問題なく元気に生まれたようです。

写真をみせてもらいましたが・・・・
生まれたばかりの赤ちゃんははっきりいってわかりません><
親に似ているのか似てないのか・・・
みんな同じに見えてしまいます。

本来はビリヤードをしていなかったらこの方とも
お付き合いはなかったわけです。
ビリヤードという一つのカテゴリーから色々な繋がりが
発生していくんですね。
これも長くビリヤードを続けてきたおかげです。

2014年1月14日火曜日

長年のビリヤードの思いをブログで・・・

始めた頃は手球を突くのもままならず、
先にはまっていた友人にも全く勝てずにいました。

友人に全く勝てない自分に苛立ち、
勝つために来る日も来る日もビリヤードの練習をして
気がつけば友人はとっくにビリヤードをやめ、
既に13年の月日が流れていました。

この13年という時間はほとんどビリヤードが中心の生活。
『どうしたらビリヤードを毎日プレイできるのか?』
『どうしたら上達していくのか?』
などを考え全てをビリヤードにかけてきたと言っても過言ではありません。

そりゃ私よりビリヤードがうまくて
私よりビリヤードに人生をかけた人はいっぱいいますが、
仕事よりも自分の将来よりもビリヤードの上達と継続だけを考えて
日々を送ってきたのは確かです。

そんな13年という歴史とこれからのビリヤード人生で
初心を忘れないようにとこれから上達を図るべく頑張っている
プレイヤーに少しでも役立つ情報をお届けができるよう
頑張って更新していきたいと思います。

これから掲載していく内容は
ビリヤードを継続する上で大事な事
ビリヤードの技術
メンタルトレーニング
メンタルの大事さ
などなど
初心者から玄人まで
ビギナーからA級までの幅広い情報の発信をしていきます。

それではどうぞお楽しみください。